デジタルガーデンとは
常に未完成の庭。パブリックに開かれたプライベート空間。
起源は1998年にMark Bernsteinが発表した「Hypertext Gardens」という概念らしい。個人がネット上に自分の「庭」を作り、耕すように育て続けるという考え方。
デジタルガーデンはブログのように時系列で完成された記事を投稿するのではなく、未完成で断片的な記事をも公開して、それをネットワーク状に繋ぎ、相互作用によって成長させる。ブログは一つ一つの「部分」が完成された作品(コンテンツ)だけど、デジタルガーデンにおいては「全体」が一つの未完成作品となる。
要するにネットに公開するZettelkastenみたいなものか、と解釈している。
方法
- 用意したもの: レンタルサーバー、独自ドメイン、テキストエディタ、HTML/CSSリファレンス。
- レンタルサーバー: 長いことお世話になっているロリポップレンタルサーバー。今のところテキスト中心なので一番安いプラン。
- WebDAVに対応しているため、エクスプローラ上でHTMLのフォルダからネットワークフォルダへドラッグアンドドロップで放り込むだけでアップロードできる。
- 独自ドメイン: 同じく長いことお世話になっているムームードメイン。
- テキストエディタ: MS VSCode
- 拡張機能: Foam, HTML CSS Support, Japanese Language Pack, Markdown PDF, markdownlint.
- 日本語(Japanese Language Pack)と、MarkdownとHTML/CSSに対応させるもの(Foam, HTML CSS)と、MarkdownをHTMLに変換するもの(Markdown PDF)があれば良し。
- FoamはWikiLink記法
[[ ]]に対応してるけど、Markdown PDFは対応してないので従来のリンク記法[title](url)で記述しないといけない。VSCodeはそれでもリンク先をサジェストしてくれるので全部手打ちするより楽。 - Markdown PDFは変換や保存の設定をきちんと行う必要がある。ヘッダ(
<head> </head>内)が気になる場合はテンプレートHTMLC:\Users\<ユーザー名>\.vscode\extensions\yzane.markdown-pdf-1.5.0\template\template.htmlも弄っておきたい。
- 拡張機能: Foam, HTML CSS Support, Japanese Language Pack, Markdown PDF, markdownlint.
- HTML/CSSリファレンス: 長年お世話になっていたサイトが消えていた。とりあえずググるかAIに聞けば何とかなる。HTMLはMarkdown PDFのテンプレートを弄るくらいで済むので、一番大変な(あるいは楽しい)のはCSS。
- レンタルサーバー: 長いことお世話になっているロリポップレンタルサーバー。今のところテキスト中心なので一番安いプラン。
- 実際の流れ
- VSCodeでMarkdown形式のテンプレートを作る。
- テンプレートをコピーして記事を書く。
- Markdownファイルを保存する。Markdown PDFによって自動的にHTMLファイルに変換されて、事前に設定したHTMLフォルダに入れられる。
- HTMLフォルダからネットワークフォルダ(レンタルサーバー)へ、HTMLファイルをドラッグアンドドロップ。
- たまにエラーコード 0x80070021 を吐く。対処が面倒なときはレンタルサーバーのFTPアップローダー使う。
自分とここの話
思えば始めて作ったWebサイトがまさに「庭」だった。父親が自宅にサーバーを置いていて、Windowsのメモ帳でhtmlを手打ちしてアップロードして個人サイトを作った中学生時代。見に来るのは妹とリア友とMMOで知り合ったネッ友たちだけ。当時のサイトには掲示板もチャットもあったけど、やってたことは今のDiscordの身内用サーバーと変わらない気もする。
ブログもTwitter(現X)もやったけど、どちらも5年ほど経って飽きた。一応Xはまだやっているものの、見ることすら稀だ。まさか一周回ってHTML/CSSに戻ってくるとは思わなかった。どれだけ続くだろうか。
ちなみにここではコンテンツを大まかに現実(Worldview)と幻想(Paracosm)の二つに分けているけど、どちらも等しくネットワークの一部なので、結果的に一つの「世界観」を形成する。ようこそ。